あなたは、奨学金には「給付型」と「貸与型」があることはご存知ですか?
給付型 | 返済の必要がない奨学金 |
貸与型 | 大学卒業後に返済の必要がある奨学金 |
になります。
これから読み進めるあなたは、これだけはまず覚えておいてください。
日本学生支援機構(JASSO)の「給付型」は第一回目の予約採用でしか
申し込みができません!
ということは、大学合格後に「給付型」の利用を検討してももう遅い、
ということです!
まず、奨学金の借主は学生本人になります。
「貸与型」利用の場合、大学在学中から将来の奨学金返済の為にバイトをしたり、
また大学卒業後に何年もかけて返済することになります。
そう聞くと、だったら「給付型」のほうがいいじゃん!って思いますよね?
「給付型」とは、国費を使って、意欲と能力のある人が、
経済的な理由で進学をあきらめることのないよう、
原則として返済の必要がない奨学金を支給して進学を後押しするものです。
そのため、返済の必要がない「給付型」の利用には、「貸与型」より厳しい条件が
課されています。
次に「貸与型」奨学金についてですが、こちらは大学卒業後に返済の必要がある
奨学金になります。
返済が必要の奨学金ではありますが、「貸与型」奨学金には、2種類あるのをご存知ですか?
このことをしっかり理解しておかないと、後々返済金額が大きく変わってきます。
そうならないためにも、しっかり理解していきましょう。
「貸与型」には利息が付かない第1種奨学金と利息がつく第2種奨学金があります。
利息が付かない第1種奨学金は学校の成績と家庭の収入について厳しい基準があります。
貸与される金額も最大で60,000円程と十分な金額とはいえません。
利息がつく第2種奨学金については、学校成績の基準はそれほど厳しくなく、
家庭の収入さえ基準を満たせば、ほぼ貸与を受けることができます。
貸与される金額も月額20,000~120,000円まで選択することができます。
また、在学期間中は利息が発生することもありません。
現在奨学金利用者の7割以上が、第2種奨学金を利用しています。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金に申し込む方法は、予約採用と在学採用という
2つの方法があります。
予約採用は高校3年次に在籍している高校を通じて申し込みます。
5月から6月に第1種と第2種の募集があり10月から11月に第2種の追加募集があります。
在学採用は進学した大学や専門学校を通して申し込むもので4月に説明会が実施されます。
【申し込み時期とスケジュール】
高校3年 | 大学1年 | |
5月~6月 | 10月~11月 | 4月~ |
第一回予約採用申込締切 | 第二回予約採用申込締切 | 在学採用申込締切 |
給付型・第一種・第二種 | 第二種のみ | 第一種・第二種 |
※あくまでも一般的なスケジュールになりますので詳細については必ず確認してください。