おわりに…

このサイトで学んできたあなたへ…

貸与型の奨学金は、卒業後「長期間の返済」が待っている経済的負担のある制度です。

また、無利息型や給付型の奨学金は、申請する学生の数が多いため、
希望する奨学金が利用できない可能性も高く、特に募集枠の少ない奨学金制度は、
審査の難易度も高くなっています。

日本の大学では、70年代中盤以降、授業料の値上げが繰り返されてきました。
そのため、日本の大学の学費は世界で最も高いレベルにまでなってしまいました。

その一方で、90年代以降、家計の収入は減少を続けていて、
大学に行くためには奨学金に頼らないとならない人が多くなっています。

今や、大学学部生(昼間)の約二人に一人が、何らかの奨学金を利用しています。
今回このサイトで説明しました、JASSO(日本学生支援機構)をに関しては、
約3人に1人が利用しています。

これだけの人が利用していますので、やはり色々な問題も出てきているのが現実です。

奨学金を本人が賭け事や遊びに使ったり、保護者が自分の生活費や借金の返済に利用したり、
本来の利用方法以外で使って、学費が払えなくなる、といったこともあります。

また、利用者が増えるにつれて、滞納者の数も年々増えている傾向にあり、
その数はこの10年で約2倍に膨れ上がっています。

奨学金は基本的に大学や専門学校を卒業してから返済がスタートします。
卒業後の就職で失敗してしまったら、収入が無い中でその返還金額を
毎月返済していかなければならないんです。

今の世の中、絶対に就職できる、とは言い難いですよね?

さらに、卒業後うまく就職できたとしても、様々な理由で退職してしまうこともあります。
その場合、次の会社が見つかっていなくても退職していることもあるでしょう。

これもまた、次の就職先がすぐに見つかる保証はないですよね?

そうなると、返済が大変になり滞ってしまう、ということになります。

卒業後の仕事や収入を、事前に予測することは難しいのです。

 

じゃあ、進学を辞めて奨学金を利用しなければいいのでしょうか?

 

卒業後の仕事や収入を事前に予測するのは難しい、ということは

どれだけ自分が稼げるのかわからないってことです。

実際に生涯賃金などで、高卒と大卒で差があります。
初任給にしても、高卒と大卒では違ってきます。

奨学金は、「先がわからない自分の未来に対しての投資」といえるかもしれません。

どうするか結論を出すのは、あなたです。

あなたが、このサイトで学んだことを生かして奨学金に対しての理解を高めて
利用の有無にかかわらず、無理のない生活ができるようになれば幸いです。